Eco Life Guide

Eco Life Guide   社会に優しいお金の使い方

How to spend money 社会に優しいお金の使い方
社会に優しい お金の使い方

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「金融」は、私たちの日々の生活から発生するお金の流れです。 より良いお金の流れを作るには、どうしたらいいのだろう? このページでは、4つの方法をご紹介します!

「金融」は、私たちの日々の生活から発生するお金の流れです。 より良いお金の流れを作るには、どうしたらいいのだろう? このページでは、4つの方法をご紹介します!

1.環境や社会に配慮した預け先を選ぼう!
1.環境や社会に配慮した預け先を選ぼう!

預金は、日々の生活資金の出し入れや、使う予定のあるお金の預け先として最適です。銀行口座を作る時には、安心・便利であることに加えて、社会性という視点を大事にして欲しいと思っています。 銀行は、私たちのお金を安全に預かってくれるところであると同時に、私たちのお金を、企業やプロジェクトに融資して利益を出します。その利益の一部を、私たちは利息として受け取ります。 そのため、預けた先の銀行が、どのような事業を行って利益を出しているのかを確認する必要があります。現時点では、銀行の投融資先のすべてを確認することは難しいですが、方針を確認したり、NGOなどの調査によって一部の投融資先を確認できるようなサイトもあります。銀行のホームページでも、社会に対する取り組みなどが掲載されていますので、是非確認してみましょう。 ・Fair Finance Guide(銀行・保険会社の社会性を格付けするサイト)  詳細はこちらをクリック ・Bank Track(※英語サイト:金融機関の環境・社会への影響を監視するサイト)  詳細はこちらをクリック

預金は、日々の生活資金の出し入れや、使う予定のあるお金の預け先として最適です。銀行口座を作る時には、安心・便利であることに加えて、社会性という視点を大事にして欲しいと思っています。 銀行は、私たちのお金を安全に預かってくれるところであると同時に、私たちのお金を、企業やプロジェクトに融資して利益を出します。その利益の一部を、私たちは利息として受け取ります。 そのため、預けた先の銀行が、どのような事業を行って利益を出しているのかを確認する必要があります。現時点では、銀行の投融資先のすべてを確認することは難しいですが、方針を確認したり、NGOなどの調査によって一部の投融資先を確認できるようなサイトもあります。銀行のホームページでも、社会に対する取り組みなどが掲載されていますので、是非確認してみましょう。 ・Fair Finance Guide(銀行・保険会社の社会性を格付けするサイト)  詳細はこちらをクリック ・Bank Track(※英語サイト:金融機関の環境・社会への影響を監視するサイト)  詳細はこちらをクリック

2.環境や社会に配慮した会社に投資しよう!
2.環境や社会に配慮した会社に投資しよう!

預金が間接金融であるのとは異なり、株式や債券は直接金融ですので、「自分のお金がどこに流れているのか?」は、預金に比べると分かりやすいかもしれません。 近年は、ESGという言葉が活発に使われてきています。これは、2006年に当時の国際連合事務総長であるコフィー・アナンが金融業界に対して提唱した責任投資原則の中で、投資分析と意思決定のプロセスにESG(環境・社会・ガバナンス)課題を組み込むことを求めたものです。2015年に、日本の年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立法人)が署名したのを契機に、日本でも広がり始めました。 ESGの観点が重要視されることは好ましい傾向ですが、注意が必要なのは、「ウォッシュ」です。 もともとは、30年前位に流行った「グリーンウォッシュ」という言葉からきています。これは、実際は環境配慮を十分行っていないにも関わらず、「環境に良い」というイメージだけをアピールする行為を批判する言葉でした。 「ESGウォッシュ」とは、ESGに本気ではないにもかかわらず、表面的にESGを重視し取り組んでいるふりをすることを指します。 例えば、既存の投資信託とほとんどおなじ商品に「ESG」とだけ加えて新しく売り出したり、「ESG」とうたっているにもかかわらず、実際には人権侵害や環境破壊に関わる企業が組み入れられているケースなどが考えられます。 投資信託の場合であれば、目論見書で運用方針を確認したり、月次レポートなどで投資先企業を確認したりすることができます。見た目だけに惑わされず、投資する会社の中身・背景を見て、「自分が投資したいか?」をじっくり考えることが必要でしょう。

預金が間接金融であるのとは異なり、株式や債券は直接金融ですので、「自分のお金がどこに流れているのか?」は、預金に比べると分かりやすいかもしれません。 近年は、ESGという言葉が活発に使われてきています。これは、2006年に当時の国際連合事務総長であるコフィー・アナンが金融業界に対して提唱した責任投資原則の中で、投資分析と意思決定のプロセスにESG(環境・社会・ガバナンス)課題を組み込むことを求めたものです。2015年に、日本の年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立法人)が署名したのを契機に、日本でも広がり始めました。 ESGの観点が重要視されることは好ましい傾向ですが、注意が必要なのは、「ウォッシュ」です。 もともとは、30年前位に流行った「グリーンウォッシュ」という言葉からきています。これは、実際は環境配慮を十分行っていないにも関わらず、「環境に良い」というイメージだけをアピールする行為を批判する言葉でした。 「ESGウォッシュ」とは、ESGに本気ではないにもかかわらず、表面的にESGを重視し取り組んでいるふりをすることを指します。 例えば、既存の投資信託とほとんどおなじ商品に「ESG」とだけ加えて新しく売り出したり、「ESG」とうたっているにもかかわらず、実際には人権侵害や環境破壊に関わる企業が組み入れられているケースなどが考えられます。 投資信託の場合であれば、目論見書で運用方針を確認したり、月次レポートなどで投資先企業を確認したりすることができます。見た目だけに惑わされず、投資する会社の中身・背景を見て、「自分が投資したいか?」をじっくり考えることが必要でしょう。

3.生産過程が分かる商品を購入しよう!
3.生産過程が分かる商品を購入しよう!

モノを買う時に気にするものの1つに「値段」がありますね。安ければ安いほどお財布には優しく、より安いものを見つけると嬉しくなります。 ここでもひとつ、考えてみて欲しいことが、商品の生産過程です。 自分の手元に商品が届くまでには、多くの人たちが関わっています。原材料を作る人、加工する人、商品を運ぶ人、お店に陳列する人など・・・。 その過程の中で、環境汚染や動物実験、児童労働、過酷な労働環境など、重大な問題が発生していないだろうか? 今まで、様々な企業が商品の生産にあたり社会的な問題を引き起こし、指摘されてきました。 児童労働で作られたチョコレート、強制労働で作られた洋服、地域住民への健康被害を引き起こしてまで作られたバナナなど…今でも、世界各地で問題は起き続けています。 自分が買う商品の生産過程まで思いを巡らせることは、消費者の責務と言えるでしょう。 私たちは消費者として、疑問を持ったり、問題に気が付いたり、提案があったりしたら、「顧客の声」として企業に伝えることもできます。声を届けることは、会社を良い方向へ動かすきっかけになり得るでしょう。

モノを買う時に気にするものの1つに「値段」がありますね。安ければ安いほどお財布には優しく、より安いものを見つけると嬉しくなります。 ここでもひとつ、考えてみて欲しいことが、商品の生産過程です。 自分の手元に商品が届くまでには、多くの人たちが関わっています。原材料を作る人、加工する人、商品を運ぶ人、お店に陳列する人など・・・。 その過程の中で、環境汚染や動物実験、児童労働、過酷な労働環境など、重大な問題が発生していないだろうか? 今まで、様々な企業が商品の生産にあたり社会的な問題を引き起こし、指摘されてきました。 児童労働で作られたチョコレート、強制労働で作られた洋服、地域住民への健康被害を引き起こしてまで作られたバナナなど…今でも、世界各地で問題は起き続けています。 自分が買う商品の生産過程まで思いを巡らせることは、消費者の責務と言えるでしょう。 私たちは消費者として、疑問を持ったり、問題に気が付いたり、提案があったりしたら、「顧客の声」として企業に伝えることもできます。声を届けることは、会社を良い方向へ動かすきっかけになり得るでしょう。

4.社会課題に取り組む団体を応援しよう!
4.社会課題に取り組む団体を応援しよう!

お金やモノなどを、社会的な課題を解決する活動を行う非営利団体や学校などに無償で譲渡することを寄付と言います。学校で「赤い羽根募金」やコンビニエンスストアなどで寄付をしたことがある方も多いでしょう。 また、最近はインターネット上でプロジェクトを公開し資金を募るクラウドファンディングも盛んです。お金でのリターンがない場合もありますが、それでも支援しようと思うのは、社会的な意義に共感したり、自分のお金を役立たせたいという思いがあるからと言えるでしょう。 2017年の寄付白書で発表された、アメリカ・韓国・日本の個人寄付の比較によると、日本のGDPにおける個人寄付の比率は0.14%。アメリカの1.44%、イギリス0.54%、韓国0.5%という数字に比べると、少なめです。もう少し寄付への理解を高める余地があるかもしれません。

お金やモノなどを、社会的な課題を解決する活動を行う非営利団体や学校などに無償で譲渡することを寄付と言います。学校で「赤い羽根募金」やコンビニエンスストアなどで寄付をしたことがある方も多いでしょう。 また、最近はインターネット上でプロジェクトを公開し資金を募るクラウドファンディングも盛んです。お金でのリターンがない場合もありますが、それでも支援しようと思うのは、社会的な意義に共感したり、自分のお金を役立たせたいという思いがあるからと言えるでしょう。 2017年の寄付白書で発表された、アメリカ・韓国・日本の個人寄付の比較によると、日本のGDPにおける個人寄付の比率は0.14%。アメリカの1.44%、イギリス0.54%、韓国0.5%という数字に比べると、少なめです。もう少し寄付への理解を高める余地があるかもしれません。